top of page

学校協議会に参加しました

1月24日(水)に学校協議会が開催されました。

今回は世田谷区の児童相談所の職員の方が来校し、子どもを取り巻く現状や地域連携についてお話してくださいました。


『児童相談所』というと、犯罪に巻き込まれた未成年や、家庭に問題がある子どもを保護しにかけつける……といったイメージです。

ですが、児童相談所のみなさんの活動は、もっともっと身近なものでした。


たとえば、子どもの目の前での『夫婦げんか』が子どもへの虐待にあたるということを聞いて驚きました。虐待にあたると判断された場合は、児童相談所からも職員の方が来て子どもの心のケアをされます。

子どもの意思を尊重せず、親の希望をおしつける『教育虐待』も世田谷区には多いそうです。

このふたつ、どちらもが『子どもの家庭での安心感を奪うこと』で虐待にあたり、学年が上がり、行動範囲が広がると、家に安全な居場所がないことや、寂しさが動機で家出する原因にもなるとのことでした。


世田谷区は一般通報が多いのも特徴だそうです。

通報というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、子どもがつらい思いをしているかもしれないと思ったとき、行動に移してくれる人がいるということです。親だけが子どもの環境を作っているわけではないことを心強く思いました。

また、通報があったとしても、児童相談所のみなさんが丁寧に当事者や学校などの教育機関を含む周辺への聞き取りをし、虐待にあたるか、あたらないかを調査されているそうです。


家庭それぞれの内情や指導方針と虐待はすぐには繋がりません。また、子どもの考えを一方的にすべて受け入れ、甘えを許すことも違います。先日の成人教育でのセミナーでも話されていた、『子どもと会話する、意見を聞く』ことの大切さを感じました。


講演後は多聞小学校の先生方も含む参加者が、グループごとに分かれて、テーマについて話し合います。

怪我などはもちろん、服装や衛生状態など、日頃から虐待の兆候はないか、勉強以外にも先生方が気を配っておられることを知り、また、お話したことのない先生の考え方にも触れることができました。


学校協議会は『学校を地域みんなで支える』ことを目的とした会です。

学校と地域、そして保護者が連携して、子ども達を支えるための『大切な情報共有の場』にすることを目的として開催されます。

毎回の聞きごたえは参加するみなさんの語るところです。

来年度の開催時にもぜひご参加ください!

(副会長一同)

閲覧数:37回
bottom of page