良好な親子関係で子どもの自己肯定感を高めよう。熱気あふれる「親力」講演会!
- 多聞小PTA
- 1月14日
- 読了時間: 3分

昨年12月21日(土)、成人教育オリジナルセミナーが開催されました。今回は「激動の時代に生きる子どもたちに、いま何が必要か?~ゲーム・スマホ・勉強・しつけなど、目から鱗の子育てと家庭教育~」と題して、教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんをお招きしました。親野さんは長年の教師経験をもとに、講演活動の他、Xやインスタなどを駆使した情報発信を行っており、人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名です。
講演の冒頭、親野さんが会場の皆さんに問いかけたのは「皆さんは犬派ですか? 猫派ですか?」という質問。昔家で飼っていたから・・、などの後天的な経験が影響していると思いがちですが、昨今の研究によると犬派・猫派は生まれつきで、先天的に決まっているのだそう。同様に朝型・夜型といった生活リズムや、整理整頓の得意不得意なども遺伝子的に決まっていて、しつけや家庭環境、育て方はほとんど関係ないとのこと。それにも関わらず、朝なかなか起きられない子に、ついガミガミと叱ってしまっていないでしょうか。

「育て方が悪かったのかな…」と自分を責めるばかりに、子どもを否定的に叱る回数が増えてしまうのは弊害ばかり。自分が責められているという感覚に子どもは反発し、心の窓を閉めて自分はダメな子だと自己肯定感を下げてしまいます。何よりも親子関係をよくして自己肯定感を育てることがまず重要。一定の自己イメージに向かって自分を作っていく過程で、プラスの自己イメージを持った子どもは、好きな物事に積極的に取り組み、努力できるようになっていくそうです。
「子どもを産んだだけでえらい! 自信をもって接して」「子どものしょうもない姿こそが美しい。親としてそれをエンジョイすればいい」と、親の心を軽くしてくれるような言葉の数々のほかにも、「やる気スイッチを入れる一番の方法は、やりはじめること」「なんでもやってあげたら自立できない、ではなく、やってあげた方が自立する」「男の子脳、女の子脳ではなく、晩熟脳と早熟脳がある」など、まさに目からウロコの子育ての気づきと学びが山ほど詰まった講演でした。
1時間半ノンストップでの熱気あふれるお話に、会場では熱心にメモを取る参加者の姿が多くみられ、講演後の個別の質問タイムには長い行列ができ、参加してよかったという声を多数いただきました。

成人教育 原田
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